2013/11/16.Sat

エコモス:森に一番近いボイラ

ご報告が遅れたが、14日にオヤマダエンジニアリングさんがこのほど開発されたエコモス500kwのお披露目があった。
会場は玉山にある小山田工業所をお借りした。

30分前に行って受付などする予定が、自分でもびっくりのにわか失念で小鹿など構っていて、ぎりぎりに到着した。

新里専務の講義。
新里さんRIMG0112
事務局ならではの裏情報。
新里さんは大変マメな方で、市民農園を借りて、仕事前に畑仕事をされているそうです。
以下、講義の内容から↓

エコモスの特徴は、
・自動運転で手間がいらないこと。
・高含水率(100%~130%)のチップを燃やすことができること。
そのため、木部だけでなく、樹皮を含んだ全木からつくられたチップも燃焼可能だ。

何故500KWを開発したか?
・高出力ボイラに対する引き合いが出てきた。
(平成21年のチップボイラ導入状況でも400kw~600KWのニーズが半分にのぼる。)
・現在の200KWは4台まで燃料分配装置で複数台設置が可能だが、それ以上は対応できない。
・複数台設置の場合、設備、建築費用が高くなる。

苦労話は500KWが大きくて全重量が13トンと重いことによる→設置は上下二つに分けられることで対応。
・管板の面積が大きくなるに従い、溶接によるひずみが大きく、板取りにはそれを考慮する必要がある。
・耐火材の打ち込み量が6トンで、休憩なし一気に打ち込みを行う必要がある。
などなど。
でも、技術的にはむしろすでに製作している100KWのほうが難しかったといえる。

講義のあとは実際に働いているエコモス君を見学する。
エコモスRIMG0115
奥の小さいのは100kwのものだ。
こうしてみると大きさの違いが良く分かる。
断熱を強化して放熱ロスを減らしたということだが、見学するには建屋内の室温が低く、ちと寒い。
河北新報の記者がコストについて質問していた。
新里専務の答えは
「一切合財で5千万程度。本体は2千900万円位だが、建屋やチップサイロや貯水槽などを加えるとそのくらいになる。」
そういえば、某施設のボイラはおうちがとても立派で驚いた。
「ああ、あそこは木造住宅で、建屋の方が高いんですよ。」
なるほど。
お値段は重油ボイラの10倍にもなるそうだが、
「上手に補助金を使っていただいて、動き出せば維持費は重油より安いので元がとれます。
それに、地域の森林資源を使うので、重油と違って地域内でお金が循環します。」

「灰は1日焚いてもちりとり一杯程度しかでません。
基本的には灰受けに溜まるそれを処理するくらいしか手間はかかりません。
まあ、煙突掃除などはある程度必要になりますが。」
機械内の灰を吹き飛ばして1箇所に集めるとか、タッチパネルにするとか、そういうことがコストを押し上げているという。
でも某施設(前述の某とは別)のボイラはあちこちの窓を開いて小さいほうきで掃除する毎日だ。
やはりメンテナンスは楽にこしたことはない。
ちょっと気になったこと。
灰受けRIMG0119
この灰受けに溜まる灰を掃除するには、上手にすくい出すか、専用の掃除機を使うしかない。
ちょっと位置を高くして、前面に窓をつけてくれれば、ちりとりとほうきで簡単に掃除できる。

「森に一番近いボイラだね。」と見学者の一人が言っていた。
お!素敵キャッチフレーズ。

何より、オヤマダエンジニアリングさんは社員の方々が皆素晴らしい。
最近いろいろあって改めて感じたけど、有名企業より付き合いのある企業の方がずっとずっと信頼できる。
ジムキョク | Comments(0) | Trackback(0)
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