2006/01/31.Tue
ヌルデ
以前、ある青年がこの葉痕を見て、「あ、ピンクのハート。」と呟いた。
いいね、若い者の感性は。
その後ほどなくして彼は結婚した。
近くのおんちゃんが、この木を「ゴマキ」と呼んだ。
あれ?ゴマキって、こんなんだっけ?記憶と違う。
これは、ヌルデであって、胡麻木ではないが、別名が護摩木だそうだ。
蘇我氏と物部氏の戦いの際、若きホープ聖徳太子(その頃は厩戸皇子)がこの木で四天王を彫って、鉢巻に挿して突撃したら勝ったんだそうな。
それ以来仏教で護摩を焚くらしい。
そもそも平泉に初詣に行ってかしわ手を打ちそうになった、神教と仏教の区別もろくにできていない私です。
その上、つい最近までウルシの仲間なので、ヌルデでもかぶれると思っていた。
聖徳太子はおでこにブツブツをつくって戦ったってか?
この実が酸っぱいとかしょっぱいとか物の本に書いてあるけど、もしかしてかとぶれたら、と不安で試していない。
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